COLUMN

お役立ち情報
2026.10.22

アパート経営の修繕費用相場と時期|修繕積立金で失敗しないメンテナンス計画

アパート経営の修繕費用相場と時期|修繕積立金で失敗しないメンテナンス計画

アパート経営を行う上で、将来発生する「修繕費(メンテナンス費用)」の準備は、安定した手残り額(キャッシュフロー)を維持するために欠かせない要素です。

「いつ、どんな修繕にいくら費用がかかるの?」「修繕費が足りなくなったらどうしよう」と不安に思われるオーナー様も多いでしょう。

今回は、築年数ごとのアパート修繕費用の相場や具体的な工事内容、修繕資金で赤字転落しないための修繕積立金の貯め方について分かりやすく解説します。

【築年数別】アパート修繕費用の相場と必要な工事

アパートの修繕工事は、築年数に応じて適切なタイミングで実施する必要があります。

■ 築0〜10年未満(小規模修繕)
【費用目安:数万円〜10万円/回】
退去時の原状回復工事(クロス張り替えやハウスクリーニング)が中心です。新築時の設備保証が適用される期間のため、突発的な大型修繕費が発生するリスクは極めて低い時期です。

■ 築10〜15年(中規模修繕・設備交換)
【費用目安:100万〜200万円(棟全体)】
外壁塗装、屋根の防水工事、シーリング打ち替えなどの建物全体のメンテナンス時期です。また、給湯器やエアコン、TVモニターホンなどの主要設備が一斉に寿命を迎えるため、予防的な交換が必要になります。

■ 築20年以降(大規模修繕)
【費用目安:200万〜500万円(棟全体)】
2回目の外壁・屋根塗装に加え、共用部廊下・階段の防水工事、受水槽や配管設備のメンテナンスが必要となります。

主な修繕工事ごとの費用目安一覧(木造アパート想定)

具体的にどの部位にいくら費用がかかるのか、主な修繕項目の費用相場を整理しました。

  • 外壁塗装・屋根塗装(防水工事):100万〜200万円/回(10〜15年周期)
  • 給湯器の交換:10万〜15万円/台(10年周期)
  • エアコンの交換:7万〜10万円/台(10年周期)
  • 退去時の原状回復(1戸):3万〜10万円(クロス張替え・清掃等)
  • 共用灯・防犯カメラ等の設備交換:5万〜20万円

新築物件であれば、最初の10年間は大型修繕コストをほぼゼロに抑えることができるため、非常に安定した運用が可能です。

修繕費で手残りが消えないための資金確保術

突発的な工事で資金繰りが悪化するのを防ぐため、以下の方法で修繕資金を準備しておきましょう。

① 毎月家賃収入の3〜5%を修繕積立金として取り置く
毎月入ってくる家賃の中から、修繕専用の口座を作って先取りで積み立てる仕組みを作っておきます。

② 税金の経費化(減価償却費)を資金留保に活かす
帳簿上の経費である「減価償却費」によって浮いた節税分を、将来の修繕費として蓄えておきます。

③ 個人事業主・法人の損金(経費)として正しく計上する
修繕工事費用は、その年に全額経費にできる「修繕費」と、数年に分けて減価償却する「資本的支出」に分かれるため、税理士と相談して最適に節税処理を行いましょう。

まとめ:計画的なメンテナンスで資産価値を長持ちさせよう

アパートの修繕費は「無駄な出費」ではなく、高い入居率と家賃水準を維持して大切な資産価値を守るための「必要な投資」です。

カナディアンホームでは、耐久性に優れた部材や高気密・高断熱構造を採用することで、将来のメンテナンス費用を最小限に抑える新築木造アパートをご提案しています。

「長期修繕シミュレーションを見てみたい」「将来の修繕費を含めた手残り額を知りたい」という方は、ぜひお気軽に無料個別相談をご利用ください。